木喰仏を着物リメイクコーデで訪ねる旅

微笑みの木喰仏を、着物をリメイクした服や小物で、のんびりと訪ねるブログです

円蔵院、こんぴら歌舞伎の帰り道

平成も終わり近づく4月22日、こんぴら歌舞伎を観た翌日に、訪ねました。

香川県高松市鬼無町、きなしと読むようです。

高松から予讃線に乗り、端岡駅に降り立ちました。

やはり、のどかな駅です。

駅前の交差点を右折、県道33号線をひたすら歩くこと1キロちょっと。

衣掛池の湖畔に、円蔵院はありました。

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横に庫裏のような建物。

いくら叩いても、どなたも居ません。

下調べが甘かった。

無住職になっているようで、、、。

ここを訪ねる為に、歌舞伎を観てから連泊していました。

高松市役所文化財保護課→鬼無町コミュニティセンター→自治会とお願いしたら、快く、駆けつけて下さり、お堂を開けて下さいました。

やっと会えました!

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お堂の奥、格子の扉の中に、ひっそりとお座りでした。

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閻魔大王

木喰さんは何体かの閻魔さまを彫られてますが、舌を出しているのは、この方だけだそうで、つまり、舌出し閻魔さま!

木喰写真集でも、巻頭数ページ目、一面を飾る有名な仏様です。

今では年1回、ご開帳の日のみ、拝観できるようです。

この閻魔さまも、どこの木喰展覧会にもお出掛けにはならないらしく。

地域の方にはご無理を言いました。

大変、有り難い機会でした。


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この旅の着物リメイクコーデは、祖母の帯のボストンバッグ。

もう帯としては役目を終えた、昭和初期くらいの厚い、ほつれ気味の帯。

お太鼓の綺麗な刺繍、使えそうな部分のみ集め、パッチワークにしてもらいました。

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裏生地は白大島!

リメイクデザイナーさんの在庫、サービスです。

外より内側の方が値打ちがあるような(笑)

両方、心浮き立つバッグです。

では、木喰旅の日まで。