木喰仏を着物リメイクコーデで訪ねる旅

微笑みの木喰仏を、着物をリメイクした服や小物で、のんびりと訪ねるブログです

東光寺〜鬼さんに会いに。

2023年4月8日

昨日の清源寺の後、有馬温泉に泊まり、東光寺を訪ねました。

昨年12月、「猪名川町立ふるさと館」で、猪名川の木喰仏の写真展示を拝見し、町内26体の内、このお寺の「白鬼立像」のファンになりました。

ぜひ、お目に掛かりたい!

今回は、事前に予約、想いが叶いました。

福々しいお顔立ちのご住職が、お堂を開けて、丁寧に説明して下さいました。

東光寺には、14体の木喰仏があります。

昨日の清源寺にも自刻像がありましたが、こちらのお堂の真ん中にも、自刻像はありました。

杉の木で、少し、色が濃く、木目が強い感じです。

そして、自刻像の周りには、閻魔大王はじめ十王像。

鬼さんにも会えました!

ねじねじのこん棒、あまり怖くない鬼さんですね。木喰さんの手に掛かると、みんな、可愛くなってしまう。

写真はないですが、三途の川で衣類をはぎ取る、おばあさんの像、「葬頭河婆」もありました。

庭にもお堂が。この中に、「子安観音像」。樫の木だそうです。立木像を初めて拝観しました。

私が、一夜にして彫り上げたのですね?と尋ねると、一夜では出来ないかもね、、?と、ご住職(笑)

いずれにしても、木喰さん晩年の群像の中でも、最高傑作と評されている仏様たちです。

たいへん有難い機会となりました。

木喰御朱印帳。

現世の暦を超越されているご住職でした。

 

本日の着物リメイクコーデは、母の御召(おめし)のジャケットと、銀の帯バッグ。

おめしとは、独特のシボがあり、サラリとして光沢もある着物の織のことです。

母がお気に入りだった御召を、七分袖のジャケットにし、地味になり過ぎないように、濃いめのピンクの八掛で、パイピングと、ウエストにリボン結びを作りました。

リボンは見えませんが。

斜め掛けは、銀の帯バッグ。

いつも、着物リメイクオーダーしているクチュールさんの、オリジナルです。

ヘビロテで、くたびれ気味ですが、今日のコーデには、やはりコレです!

 

では、また、木喰の旅まで。